雨の日が続いていますね。
実は梅雨明けしていなかったのでは...などと考えている私です。
改めまして
愛知県名古屋南エリア、豊田市で産業カウンセラーとして活動しております夏目です。
主に、名古屋市南エリア、東海市、知多市、豊田市、みよし市にて
認知行動療法を利用し、心の問題にご一緒に向き合っています。
さて、今日はタイトルにあります
「己所不欲、勿施於人」
について考えてみようと思います。
これ、何かお分かりになりますか？
学生時代に国語で勉強したかもしれません。
「己の欲せざるところは
人に施すことなかれ」
ですね。
論語に出てくる孔子の言葉です。
意味はご存じの通り
「自分がしてほしくないことは
他人にもするな」
という感じの内容です。
それはつまり...
自分がされて嫌なことは、きっと相手も嫌だろうから、しないほうがいいよね
ということですね。
確かに、そうかもしれません...
では、逆に考えるとどうでしょうか。
逆、つまり...
「自分がされて嬉しいことは、相手にもしよう」
ということ。
いかがでしょうか。
聞こえはいいのですが、実はものによってはそうならないことも多々あります。
誰かのためにしたことが、相手にはプラスに受け取られていないこともあります。
それを言い出すと、
自分がされて嫌だけど、相手は嫌じゃないかもしれない、という説も生まれてくるし...
もう相手にどう接したらいいかわからなくなってきますね...
そうなんですよね。
そこが人間同士の関わりで難しいポイント。
各自それぞれが、自分の基準で、自分の色眼鏡で物事を見ています。
「これをしたら、普通こう思うだろう」
などと考えても、相手がそれに当てはまっているとは限りません。
大切なのは、
自分が考えていること、
自分が普通と思っていることは、
相手にとって同じではないかもしれない
と頭に留めておくことです。
普通こうじゃん？
と相手に求めることは、残念感を生み出すきっかけになります。
私は普通はこうだと思うけど
あなたはどう思いますか？
という対話を大切にしてみてくださいね。
