みなさま、こんにちは。
早速ですが
今回は、テストをご用意しました。
下に2枚の図があります。
上の図と同じ長さの線は
下の図のA,B,Cどれと同じ長さでしょうか。
答えは
Bです。
簡単でしたね。
でも実は、これ。
ひとりで考えたから、正解したのです。
例えば
20人の集団の中で同じテストを行い
あなた以外の人全員が
「答えはAだ」
と回答したとしたら…
あなたはどうしますか?
「わたしはBだと思います」
と言える人もいるかもしれません。
あるいは
「あれ…Bだと思うけど
みんながAだと言うのなら、Aかもしれない」
と考えなおす人もいるかもしれません。
結論から言うと
人は、多数派の意見に同調しやすい傾向があります。
3割程度の人は、多数派の意見に引っ張られ
誤った回答をしてしまうという研究結果があります。
アメリカの心理学者ソロモン・アッシュ氏の実験によると
上でご紹介したようなテストを
被験者ひとりで回答させたときは正解率が99%。
サクラを7人用意し同様のテストを行い
サクラの7人全員が誤った回答をした条件下では誤答率は32%。
また、
7人のサクラのうち、必ず正解を答える他者が一人いた場合
(つまり、あなた以外に正解を答える仲間が1人いる場合)
被験者の誤答率は5.5%まで低下したのです。
なかなか興味深い結果ですよね。
多数の意見が正しいと言い切れることばかりではないのですが
人はついつい誰かと一緒という安心を選択してしまいやすいわけです。
自分の意見を言うのが苦手、と言う方はなおさらです。
自分の意見を言えない、と言う方に向けた
トレーニングをFineではご用意しています。
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